地域の情報化について

 

燕市では情報化推進計画が定められており、その中で高度情報化の必要性が述べられております。

市長自身ブログを小まめに更新され、また拡張現実技術を活用した「燕弥彦観光ナビ」に取組まれたり、小学校でのICT活用授業もどんどん推進されておりますし、燕市のホームページも一新されるとのことで、燕市の高度情報化に向けた取り組みについては、今後も発展して行くものと期待致します。

 

インターネットとかパソコンというと、ご年配の方がついていけないとかそういった声をよく聞きますが、実際私もICTの波には乗りきれていないと思っています。

しかしながら、社会を支える現役世代も、それを支える高齢世代も、現実社会に向き合って考えれば、ICTの進歩によってどれだけのことが、それぞれの世代の生活を支えられてきているか気づくことができると思います。

そして、自分から全国全世界へ向けて情報発信出来てしまうことや全国全世界から情報を得られること、その他本当に多くの可能性を考えると、老いも若きも、日々の生活の中でICTの利便性を存分に活かせるようになって欲しいと願ってやみませんし、そういった社会を実現すべきと強く想うところです。

 

また住民が、今より高度な情報処理能力を身につけることは、利便性を追い求める、現代社会の要請でもあります。

さらに、ICTを利用できないことが、どれだけ多くの利益を逸することになるか、そして、この地域が新潟市と長岡市の間で埋没してしまうという危機感が有る中、どうやってその存在感を示していくか、どのように情報発信していくかなど、そういった視点で考えれば、ICTを使いこなせるよう市民の能力を高めていく取組みを充実させることは、急を要する課題ではないかと思っています。

 

総務省や各自治体で、地域の高度情報化の議論があり、既に多くの先進事例がみられ、また、最近の事例では、救急搬送の際の病院検索に、高機能携帯電話スマートフォンを活用し、救急搬送の迅速化に成功した自治体などもあり、それらの取組みを参考に燕市なりの工夫を重ねるなどして、ICT活用の先進地を目指し、市民を世界で進む高度情報化の波に乗せ、ICT活用によってその利益を存分に得ることができるよう、燕市民の高度情報化が加速する取組みを、行っていただきたいと思います。

燕市民のICT活用が盛んになり、今まででは考えられなかった、新たな、まちの発展の形を想像しながら、明るく楽しく幸せな未来へ向けた一歩となるよう、胸躍らせながら質問させていただきたいと思います。

 

@「ICTの風にのり、伝える力、伝える心で実現する高度情報化都市 燕」として、燕市情報化推進計画が策定されているが、燕市が高度情報化を推し進めているという情報が、市民に認知されていると思うか。

A地域情報化に向けた現在の取組みと今後の展開について、また、具体的事業があれば伺いたい。

 

地域情報化というのは行政の電子化というだけではなく、市民も情報化の波に乗るため、電子化された環境を受け入れられる状態になっていなければなりません。

そのためには、市民に情報化への取り組みについて興味を持っていただく必要があろうかと思いますので、いくつか提案してみたいと思います。

B生涯学習課の事業などでパソコン教室などが開催されており、市民の人気も高い。今後開催場所や開催回数を増やすなどし、市民のICT活用の意欲とスキルの向上を更に推進して行く考えはあるか。

CBの講座開催にあたっては、既受講者の技術の向上と市民のICTへの関心を高めるため、新規講座に既受講者のお手伝いをいただき、市民相互に教わり教えられる環境を提供するということは考えられないか。

D公民館や各地域の集会所等に、インターネットの出来る環境の整備や機材の設置を行い、物質面から地域の高度情報化を図ると共に、ICTの多様な用途を紹介し、地域ブログの開設などを提案し地域情報の発信を促すなど、各地域の活性化を図ることは考えられないか。

 

特に年配の方にあっては、自ら進んでICTにふれる機会が少ないと思いますが、地域の集会所なりに設置してあることで、今までより気軽に接する機会が増えてまいりますし、例えば災害時などにもみんなで集まり情報収集を行ったりすれば、地域の災害本部としての拠点ともなりえましょう。

また平時には、地域ブログの開設やメールなど通じて、市や他の自治会との連絡を行ったり、全国への地域情報の発信を行う中で、地域間交流や新たな地域ビジネスが生まれたりという可能性も秘めています。

さらに地域の日々の出来事や伝統行事の記録を残す取組みを行えば、未来を生きる方々への過去からのメッセージともなり得ると、ICTのもつ可能性にわくわくしてしまいます。